なんて考えていませんか?行政書士法人スマートサイドでは、毎月毎月、多くのお客様から全省庁統一資格の代行申請のご依頼を承っています。その中でも圧倒的に多いのが
- どうしても急ぎで全省庁統一資格を取得したい
- 入札の期限が迫っているので、何とかして期限に間に合わせてほしい
といった急ぎ対応のご依頼です。
急いでいるのは確かにわかります。せっかくの省庁の案件を落札できるかもしれないわけですから、チャンスを逃したくないという気持ちは、よくわかります。しかし、申請準備をして、申請して、結果通知書が届くまで、ある程度の日数が必要なのは言うまでもありません。『今日、ご依頼を受けたから、明日、申請ができて、その次の日には結果通知書が届く』というものではありません。
そこで、このページでは、弊所が全省庁統一資格の取得のご依頼を承った際の標準的な処理期間とともに、全省庁統一資格を少しでも早く取得したほうが良い理由について、解説していきたいと思います。
以下、具体的に2つの入札案件についてみていきましょう。
案件1.障害者合同面接会の会場運営
この案件は、調達ポータルの調達情報に掲載されていた厚生労働省から実際に発注された案件です。
案件1.障害者合同面接会の会場運営 | |
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公開開始日 | 8月2日 |
競争参加資格 | 「役務の提供」で「B」「C」「D」の等級の者 |
説明書、仕様書の交付期限 | 8月18日 |
入札参加届等書類の提出期限 | 8月26日 |
開札の日時 | 8月31日 |
この案件は、「役務の提供」の「B」「C」「D」の等級に格付けされていれば、入札に参加できるわけですから、「A等級のものだけ」とか「B等級のものだけ」といった案件よりも、比較的、多くの事業者に参入の機会があることがわかります。
しかし、公開開始日が8月2日であるのに対して、入札説明書の交付期限が8月18日、入札参加届出等の書類の提出期限が8月26日と、公開開始から入札期限まで3週間程度しかありません。
仮に運よく8月2日に、この入札案件が公示されていることに気が付いたとしても、そこから全省庁統一資格の取得の準備を行い、2週間後の入札説明書の交付期限、3週間後の入札参加届出等の書類の提出期限に間に合わせるのは、至難の業です。「急げば何とかなる」というレベルを通り越して、「物理的に難しい」と言ってしまったほうがよいかもしれません。
案件2.アクリルパーテーションなどの購入
案件2.アクリルパーテーションなどの購入 | |
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公開開始日 | 10月4日 |
競争参加資格 | 「物品の販売」で「A」「B」「C」「D」の等級の者 |
関係書類の提出期限 | 10月15日 |
入札書の提出期限 | 10月20日 |
開札の日時 | 10月20日 |
この案件は、「物品の販売」で「A」「B」「C」「D」の等級に格付けされていれば、入札に参加できます。物品の販売はA~Dまでの等級しかないので、何かしらの等級を持っていれば、入札自体への参加はできるわけです。
但し、この案件が公開されたのは10月4日です。その11日後の15日には、関係書類の提出を行わなければなりません。土日祝日もあることですから、実質7営業日程度で期限を迎えてしまうわけです。
これは、あくまでも、案件が公開された10月4日に、「公正取引委員会が発注したアクリルパーテーション購入といった案件」に気が付けばの話ですが、もし、皆さんがこの案件に気付くのがもっと遅ければ、準備に費やせる期間は、もっと少なくなるわけです。
最悪のケースとして、入札期限が過ぎてから案件に気付いて「ああ、こんな入札案件があったのか…」「ちゃんと全省庁統一資格を持っておけばよかった…」と後悔することになるかもしれません。
公開から入札期限までは、おおむね2~3週間程度
上記の案件1.2の他にも様々な入札案件を確認しましたが、案件の公開から入札書類提出の期限までは、おおむね2~3週間程度の期間が設けられています(皆さんも調達ポータルからぜひ、案件検索をしてみてください)。
全省庁統一資格をすでに持っている業者にとっては、2~3週間という期間があれば、入札への準備は十分な時間かもしれませんが、全省庁統一資格をまだ持っていない事業者が、2~3週間で資格を取得し、入札に備えるというのは、なかなか難しいように思います。
このホームページ(「全省庁統一資格の申請に必要な書類」)でもご紹介していますが、全省庁統一資格を申請するには、必要書類として
- 履歴事項全部証明書
- 決算報告書
- 納税証明書(その3の3)
があります。それらの書類を準備したうえで、申請書を作成し、全省庁統一資格を申請しなければなりません。
手引きには、「通常、書面が到着してから1週間から1か月程度で資格審査結果通知書の発行を行います」と記載されていますが、1週間で書類を準備し申請し、そのあと1週間で結果通知書が届けば、運よく入札案件に間に合わせることができますが、仮に、書類作成や結果通知の到達に時間がかかってしまえば、入札期限を過ぎてしまうことになりかねません。
事前に全省庁統一資格を持っていれば確実に落札できたかもしれない入札案件を、全省庁統一資格を持っていなかったがために、取りこぼしてしまったとなると、悔やんでも悔やみきれませんね。
こういった事態を防ぐためにも、全省庁統一資格は、時間に余裕のある時に、少しでも早く取得しておいたほうが良いというのが、私の考えです。
弊所にご依頼をいただいた際の標準的処理期間
行政書士法人スマートサイドは、全省庁統一資格申請の専門家として、お客様からの急ぎのご要望にも対応できるのが強みです。全省庁統一資格の取得をご検討中の方のために、弊所にご依頼いただいた際の標準的な処理期間について、ご説明いたします。なお、全省庁統一資格の取得の際に係る費用は、「全省庁統一資格の料金表」のページに記載されている通りです。
弊所にご依頼いただいた際の標準的処理期間 | |
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<必要書類・お見積りの提示> | メールでのご依頼から
約1日後 |
<作業開始> | 正式にご依頼を受けてから
約2日後 |
<納税証明書+登記簿謄本の取得> | 正式にご依頼を受けてから
約4日後 |
<申請書類の作成+提出> | 正式にご依頼を受けてから
約7~10日後 |
<御社への結果通知書の到着> | 申請書類の提出から
約2週間程度 |
<正式にご依頼を受けてから、結果通知書の到着まで> | 約2週間~1か月程度 |
ご依頼の流れ(1)~お問合せ
行政書士法人スマートサイドでは、全省庁統一資格のご依頼は、メールにて承っております。メールであれば、24時間365日いつでもご依頼いただけます。また、頂いたメールに返信する形で、お見積りや必要書類をご案内することができます。まずは、下記問い合わせフォームからメールにて、ご依頼ください。
ご依頼の流れ(2)~お見積りのご提示+作業の開始
ご依頼の流れ(3)~納税証明書などの取得
ご依頼の流れ(4)~ヒアリング+申請書の送信
申請書類を作成するためにヒアリングを行います。御社の従業員の人数や取締役の氏名・生年月日など、いくつかの質問事項を「お聞きしたいこと一覧」としてメールします。ご回答いただいたヒアリングの内容をもとに申請を行います。
ご依頼の流れ(5)~結果通知書の到着
申請書類が受付窓口に到着してから、約2週間程度で、御社に結果通知書が届きます。
どうしても急ぎで全省庁統一資格を取得したい方へ
最後までお読みいただきありがとうございます。全省庁統一資格を少しでも早く取得したほうが良い理由について、ご理解いただけましたでしょうか?
全省庁統一資格申請の専門家として、日々、行政書士業務を行っている私たちでさえ、お客様から正式なご依頼を受けてから、結果通知書の到着まで2週間~1か月程度の時間を要します。
手続きや書類作成に不慣れな初心者の方が、申請しようとすれば、もっと多くの時間を費やしてしまうことは間違いありません。そうすると、このページの前半部分で紹介した案件1や案件2のような入札案件を取りこぼしてしまうことにもなりかねません。
もちろん、全省庁統一資格を、時間のあるうちに余裕を見て取得しておくのがベストです。しかし、ある日突然
- 全省庁統一資格が必要です
- 〇月〇日までに資格を取得してください
- 期限までに〇日しかないのに全省庁統一資格を取得しなければならない
といったこともなくはありません。
これは、実際に弊所のお客様であった話ですが、今までは、何にも言われなかったのに、「次回から、全省庁統一資格がないと、取引できません」と言われてしまったお客様もいらっしゃいます。そういった場合は、どうしても急ぎでの対応が必要になりますね。
全省庁統一資格を急ぎで取得したいといった場合には、ぜひ、下記問い合わせフォームから、行政書士法人スマートサイドまでご連絡をください。メールを確認次第、お見積りや必要書類について、ご案内させていただきます。